2011年11月25日
おれはなにを配達しているだろうか
作家で詩人の高見順の晩年の話である。
高見順は食道がんの手術を受けて病床に横たわった。
ふと窓外を見ると、激しい風雨の中を少年が新聞を配達している。
その姿に胸を揺さぶられ、高見順は一篇の詩を書いた。
なにかをおれも配達しているつもりで
今日まで生きてきたのだが
人びとの心になにかを配達するのが
おれの仕事なのだが
この少年のようにひたむきに
おれはなにを配達しているだろうか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なにを配達しようとしているのか。
なにしているのか・・・
高見順は食道がんの手術を受けて病床に横たわった。
ふと窓外を見ると、激しい風雨の中を少年が新聞を配達している。
その姿に胸を揺さぶられ、高見順は一篇の詩を書いた。
なにかをおれも配達しているつもりで
今日まで生きてきたのだが
人びとの心になにかを配達するのが
おれの仕事なのだが
この少年のようにひたむきに
おれはなにを配達しているだろうか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なにを配達しようとしているのか。
なにしているのか・・・
Posted by 未来 at
00:07
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