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2014年09月23日

「十牛図」(じゅうぎゅうず)

人が何かの願いを欲してそれを手に入れたあと、どこへ行く(帰る)
のかを表現しているのが禅の「十牛図」(じゅうぎゅうず)

・第一図 尋牛(じんぎゅう)
 ある日、飼っている牛の一頭が牛小屋から逃げ出たことに気づいた
 牧人は、野を歩き川を渡り山を越えてその牛を探し求める。
 彼は牛探しという名の「自己究明」の旅に出た。真理が自分の外に
 あると錯覚している段階。
 
・第二図 見跡(けんせき)
 「もう牛は見つからない」とあきらめていた牧人が、ふと前方に目
 をやると、そこに牛の足跡らしきものを発見した。「あ、牛は向こ
 うにいるぞ」と牧人は喜んでその足跡をたどって駆け寄る。
 努力すれば必ず真理は得られるはずだと確信しはじめた段階。

・第三図 見牛(けんぎゅう)
 牧人はとうとう探し求めている牛を発見した。牛は前方の岩の向こ
 うに尻尾を出して隠れていた。牛が驚いて逃げ出さないように、牧
 人は足を忍ばせて牛に近づいていく。
 部分的ながら本質をつかみ始めた段階。しかしまだ全体像はまった
 く見えていない。

・第四図 得牛(とくぎゅう)
 牛に近づいた牧人は持ってきた綱でついに牛を捕らえた。牧人は、
 再び逃げ出そうとする牛と渾身の力をふり絞って格闘を始める。
 ついに捕まえたが、相手(真理)と自分とが格闘している段階。

・第五図 牧牛(ぼくぎゅう)
 牧人は暴れる牛を綱と鞭とで徐々に手なづけていく。牛はとうとう
 牧人の根気に負けておとなしくなった。牛はもう二度と暴れること
 も逃げ出すこともなくなった。暴れている牛がなんと自分自身であ
 ったことに気づく段階。

・第六図 騎牛帰家(きぎゅうきけ)
 牧人はおとなしくなった牛に乗って家路につく。牛の堂々とした暖
 かい背中を感じつつ、楽しげに横笛を吹き、牛の表情も穏やかであ
 る。真理と自分とが一体になり、心身一如、悟りの境地にいたった
 段階。
 
・第七図 忘牛存人(ぼうぎゅうそんにん)
 とうとう牧人は自分の庵に帰り着いた。牛を牛小屋に入れて、ほっ
 とした牧人は、庵の前でのんびりとうたた寝をする。
 真理を悟っただけでなく、悟ったことすら忘れている段階。

・第八図 人牛倶忘(にんぎゅうくぼう)
 うたたねをしていた牧人が突然にいなくなった。あるのはただ空白
 だけ。牧人も牛も、風景すらも図に描かれていない。
 我というものを忘れ、迷いも悟りも超越した完全忘我の段階。
 
・第九図 返本還源(へんぽんげんげん)
 図のなかにふたたび自然の風景が戻った。しかし、牧人も牛も描か
 れていない。ありのままの自然すべてが悟っており、自分も大宇宙
 の一部であることに気づく段階。

 ・第十図 入廛垂手(にってんすいしゅ)
 牧人は再び人間の世界にもどってきた。人びとが行き交う町の中に
 入った彼は一人の迷える童に手を差し伸べている。牧人はとうとう
 「他者救済」という新たな境地に至って歩みを始める。



Posted by 未来 at 10:28│Comments(0)
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